2017年6月アーカイブ

初めて正司くんを山へと連れていった話。

社会から逃避した僕ではあるが、それまでの友人との交流は
それなりに維持していたのだが、シャブにハマってゆくほどに
少し思うことがあった...。


友人と遊んでいるときに、もし職務質問を受け
『ロクでもない大切なクスリ』の所持が発覚した場合、一緒にいる友人が
そんな事実を知っていようがいまいが、警察官はシャブを持つ僕と一緒に
友人も連行するだろう...友人の多くは所帯持ち、そうなれば冗談では
済まないほどの迷惑がかかる。

それに、平日祝日を問わず、夜中にいきなり連絡をしてくる変わりもんの
オッサンを相手にしてくれる...時間に融通がきく友人..。

そう、一人いた!正司だ。

自分勝手で酷い話だ。
加えて、僕が正司を相棒に選んだのはもうひとつ理由がある。
彼は薬物に対して無反応であったからである。


昔のバイト先のバーに、正司を狙って久しぶりに訪れた僕は、何気ない
会話のなかで、色々な薬物の話を交えながら正司の反応を確かめていった。

...そして結論、正司は薬物自体も薬物をやっている人間を嫌ってはいない。
しかも都合が良いことに、他人が使っていても割りきって相手と付き合う。
そう、俺のネタを欲しがらない。

都合が良かった..。

当時の自分の身勝手な考え方、まったく呆れムカつく人間やな、俺。
...そう今は思う。


だが、つるみはじめて徐々にわかってきたことだが、シャブがどうのとか
そんなくだらない事に関係なく、正司が相棒になってくれたことは、僕にとって
どれほど恵まれた出来事だったのか..。
正司は本当に気配りの行き届いた、優しく男気のある若者だった。

今ならよくわかる、何故僕には友人が少なく、彼には沢山の友人がいるのかも
今はちゃんと理解できる。

これも正司のお陰だ。

自宅を出て、出先を人の少ない山に選んだ理由のひとつ、
当時の僕の見た目が自覚できるくらいに、theシャブ中だったから(笑)。
警らの方々が職務質問したくなる外見であるため、町中になんか
行きたくない。
それよりも幼い頃に親しんだ自然との再会がしたい、朝から夕方まで
網を片手に生き物探しに熱中した子供時代のように、無邪気に何も考えず
人の目も気にせず、山や川を散策したい。
そう思った..。


引き込もっていた理由とも被るが、仕事を投げ出し、社会から逃げ出し
人との関わりを避けた僕は、もうあまり人とは関わりたくなかった。
町には嫌な記憶が心に焼きつき、人の自分勝手な要求に応えることも
要求を聞くことももう嫌だった。
利害関係だけが信じられた、金を払えばシャブをくれる。
そんな幼稚な社会性しか当時の僕は持ち合わせてなかった。

人はシャブに狂った俺を避ける、人が変わったと。
互いに利用価値を見つけたときだけ交わりを求める..自分も同じだ。
自然は..山は俺を避けない、ただそこにあり、来るものを拒まず
去るものを追わない、当たり前だ。

そんな当たり前が、何故だか優しさのように感じた。

クスリで興奮する体とは裏腹に、心は安らぎを求めていた。

...
原チャリは山へ向かって止まることな20分程走った。
山を上る急勾配に、当時の僕の相棒..アプリオ?はめげることなく走る。

道の端々にある陰の積雪が目に留まるが、路面は凍ってはいない。

山道は峠を越える府道で、目指す方角は大きな石の鳥居のしたを通る
林道だ。
僕は鳥居に会釈をして、しばらく木々の散乱した林道をバイクで上る。

漸く平坦な分岐点に差し掛かる、左手は山を下り修験の山寺へ続く
右手はその修験の奥の院へと向かう、右手に曲がり更に林道を上る。

辺りはすっかり雪景色である。
クスリの興奮とは違う興奮も、タイヤが時折凍った路面を滑り、
背筋に冷や汗が流れる。

そのとき、道の端を小さな何かが走るのが見えた。

単車を停めじっとそれを見た。
野生のリス...ホンドリスだった。シマリスと比較するとデカい。

この時、少年時代に生き物探しに熱中していたときのように興奮した。
生まれて初めて野生のリスに出逢った。

この出逢いで僕は一気に山の魅力にとりつかれた。

自宅から原チャリで20分程度走ると、そこはもう雪景色..。

その時に見た風景との出逢いの衝撃があまりに大きく、
それがシャブ中時代、山々を徘徊する始まりになりました。


その日、徹夜明けでパキパキだった僕は、早朝四時頃に突然
出掛けたい衝動に駆られた。
朝風呂に入りながらの闘魂注入を、一時間近くかけてジックリ
楽しみながら『ようやく』完了した(笑)。

ながらく引きこもりだった僕が、なぜ突然出かけたくなったのか
それは今でもわからない。

出かける支度を済ませた後、更に濃厚な炙りで一人興奮を高め、
眠っている嫁さんを起こして

『バイクで散策してくる♪』というと、
未だ朝日を見ない寒空のもと、前日の雨で濡れたままのアスファルトを
原チャリで駆っ飛ばした。

当然気分は

ろっくんろーる!!!!
である。

ガンギマリでの野遊びに渓流釣りが加わったのは、
理由の一つにカモフラージュ(笑)がありました。

えぇ歳したオッサン...ギラついた目付きでやつれた顔のオッサンが
渓流のそばで、テントを張って焚き火しながら何をするのでもなく居る...。

しかも時々テントに入っては中に籠る...。

アカンやろ?

二人で居るとき、正司くんにいたっては、
見張りヨロシク!!と
僕の指示を忠実に守り、テントの外で見張りをしながら
焚き火で火遊びしてるか、木の杖振り回してるか、携帯電話触るか..。

僕はテントのなかに籠り、悪さに勤しんでいるとき、
彼がなにをして時間を潰していたのか..実は僕は知らない。


まぁそんなワケで渓流釣りをすることになりました。

ところが正司は釣りにまったく興味がない。
待ってる間釣りをしようにも、テントの外で何か物音がすると
僕に呼ばれるためからか、じっとテントの外で見張りに徹してくれていた。

だから、ネタの追加で僕がパキパキに復活して、渓流釣りをすると
正司は暇らしく、手持ち無沙汰な態度になってしまう..。

そんなワケで二人で野遊びに興じるときには、釣りをすることは
少なかったです。


でもテントの外に独り正司くんを残して、
自分は中で悪さをしながら馬鹿話を一方的に喋り

『よっしゃ、行きまっせ!』

と鼻息荒い僕がテントの外に登場するまで、
ホンマによく見張りをしてくれていたと...ずっと感謝してたけど..。

今は結構不思議に思う、優しいな正司♪

トレッキングの話


僕はその時々の気分でどこの山へ赴くのかを決めていました。
真夜中の山道を、正司の運転するハイエースの助手席に座り、BGMを僕が
崇拝するMorrie(敬称略、スイマセン)のユニットである『CREATUREーCREATURE』
にセットして、トレッキングはスタートする。
最初は真夜中のドライブからはじまるのだ。
車窓から真夜中の木々を眺め、叫ぶように唄いながら、何か気になった場所で
車を停めてもらってました。
気になる基準は『カン』です(笑)。巨大な岩があるとか清流があるとか、なだらかな
林になり木々がまだらであるとか、変な建物があるとか。なにかが見えたとか。

車を降りると、まず手頃な太さと固さと長さの棒を探します。
その日のステッキ兼、稽古用木剣の材料です。

最初は車のソバで木工用ナイフを使って木のケバをとり、場合によっては木の川も
削り落とします。
野遊びではステッキより少し長い杖が、何かと便利でした。

藪をつついたり、川の深さを測ったり..武器としての杖を持つことによる安心感
そして、武術の稽古...。

一度、トレッキング中に足を滑らせ、山の斜面を滑り落ちたとき
この手製の杖を両手で横に持ち変えたお陰で、杖が斜面に伸びた木と木に
上手く引っ掛かり、斜面の真下を流れていた川に落ちることなく、無傷で難を逃れた
こともありました。

暫くはそうしたおもいでのある手製の杖や短杖を、自宅で保管してましたが
引っ越しの際多くを処分し、今はもう二本だけになりました。

ネタを溶く液体の話。

世の中におられる現役のポン中..いや、現役のろけんろーらーの方々は
ネタを道具に詰めたあと、何を使ってシャブを水溶液にしておられますか?

ブランドにこだわったミネラルウォーター?
沸騰したヤカンの蓋の裏についた蒸留水?
面倒くさいから水道水?
浸透圧を気にしてスポーツドリンク?
その後の体力温存にユンケル?
ダブルな酩酊を味わうために酒?
それとも己の血潮(笑)?

全て試しましたか?
僕と変わらぬケダモノっぷりですね(笑)♪

何?一日1グラムは当たり前?
あなたは売人ですか?違うならさては金持ちですね?
...僕は末端から購入しておりましたので、五日で1グラムが経済的に
限界でした。 当時末端価格1グラム二万五千円くらい。

二日で1グラム使いきったときは、不細工ですが泣きが入りました。
追加する金がなくて(笑)。

365日中360日くらい、できれば365日全部キマっていなければ我慢も
納得もできず、一年のうち五日くらいは超不機嫌でした..ネタ切れで。

そんなケダモノですから、如何にして仕入れたネタを効率よく満喫できるか
そんなことばかり考え、試しました。
前回は炙りの話でしたが、今回は突き。

結局は血溶きが主流になるのですが、しょっちゅう突いてばかりいると
血がドロドロになるのか、針が詰まりやすくなります。

そんなため一応血溶き以外の方法を試すわけですが、生まれて初めては
蒸留水使いました。皮下注射で(泣)。

止める前(逮捕される前)の二年間くらいは
『VAAMウォーター』で溶かしていました。
掲示板の『2ちゃんねる』の薬板で、VAAMウォーターは作用の持続時間に
作用するという投稿をみかけ、それで試してみたところ、体感で...

『なんとなくアリ』
と思えたから。
プラセボかも知れませんが。

バリン、ロイシン、イソロイシン、がポイントだそうです。

ろっくんろーる、な話。

前回山装備についてあーじゃこーじゃと書いたけれど、
ケミカルトレッキングでもっとも重要なアイテム、これがなかったら
ただの遭難したハイキングになってしまうくらい大切な、theシャブ(笑)。
敢えて、通常の山装備とは分けて書くほど、特殊な装備♪

前置きはさておき

猿だった時代...僕が悪さに励んでいた頃(笑)。
シャブは炙りと突きの両方を併用しておりました。炙りは専ら試験管。
アルミやガラスパイプは使ってませんでした。

試験管に、吸い口を工夫した手作りの吸い口を取り付けた
『炙り用オリジナル試験管』を使用していました。

初めはパイレックス?の耐熱試験管を使ってました、けれど熱していると
大差なく、突然『ピシッ!!』と鋭い音が聞こえて、そのまま加熱を続けると
試験管が破裂して砕け散ってしまい、

危ない・掃除邪魔くさい・中身勿体ない!!..と、惨めな気分になります。

『ピシッっ』という音が聞こえたらヒビが入った音ですので過熱は
しないようお願いします。

使用するライターも初めはターボライターを使用してましたが、過燃焼し
つづけると、すぐに壊れてしまう。 最終的には一般的な電子ライターが
無難だったように思いました。

フリント式は連続使用すると、プラスチックの部分が溶けて、中から
火打ち石が飛び出したりしたことがありました。


他に過熱道具で試したのは、ガスコンロ、ロウソク・手製のアルコール
ランプ等々。

実は焚き火で試したこともあるのですが、持ち手と試験管が熱くなりすぎて
火傷寸前になるので不可能でした。 試験管も煤だらけになりますし。
練炭とかならイケるかもしれませんね。


アルミでの炙り(アルミホイルを谷型に折って、間にネタを置いて下から炙る)
は、うまく流すのが難しく、ライターの熱が大きいとネタが余分に気化して
もったいないこともあり、苦手でした。

突きは、ネタ屋が仕入れの際にシャブと一緒につけてくれるシリンジを
使用してました。オレンジ色の蓋したテルモのマイジェクターが主でした。

ネタ入りのパケと、斜めにカットしたストロー、注射針の詰まりを解消する
針金、これらを百均で購入した眼鏡ケースに入れ、試験官は綿のおしぼりで
くるんで、眼鏡ケースと一緒に小さなポーチに入れてました。

...

ちなみにこれらは全て、当局に押収..もとい廃棄をお願いしました、
指印押して(笑)。

こんなアホなことは真似したら駄目ですよ!読み物ですので。

ポン中当時、自宅でパキパキなった僕は、どうしたわけか時々
いてもたってもいられず、夕方でも深夜でも早朝でも、時間を問わず
山へ行きたい衝動にかられ、毎週二度か三度は山で夜をあかした。

...自宅に自分の居場所が無かったのである。
当たり前だ。
収入のほとんどをシャブの購入に費やし、家事などほとんどしない。
たまに嫁さんを手伝い買い物に行ったら行ったで、キキメのせいで
買い物時間が恐ろしくかかるうえ、店では目につくものを片っ端から
買い物かごに放り込むので、金もないのに無駄遣いしまくる。

まぁ一人で家でパキパキでいると、手持ち無沙汰にもなり、
『じゃあ山へキャンプだ!』となるのだが、頻繁に山へ行くくせに
サバイバルキャンプと人に形容されるくらい、アウトドア用品を
持っておらず、まぁ実際いわゆる今時のオートキャンプなんかと比較する
と、浮浪者の野宿と思われても仕方ない。

初めはテントすらなく百均で購入したブルーシート一枚と、同じく百均の
細引きロープ、あとは木工用ナイフと革手袋くらいだった。
そのうち小物が増え、蚊アレルギーのため虫除けと蚊取り線香、あとムヒ(笑)。

当初は山で一泊するといっても、眠ることなど皆無でしたので、特別な道具
などは不用でもありました。

ウエストポーチにナイフとお守りを入れ、一般的な常備薬、ライター、マッチ
固形燃料、獣避けの爆竹、ミニ砥石、ウェットティッシュ、尖端が鋭利に尖った
鉄の棒、ミニマグライトと予備の電池。

テントが所持品に加わるようになってからは、床に敷く銀マット、防寒ブラン
ケット、使い捨ての箸や皿、紙コップ、インスタントコーヒー、携帯用カセット
コンロ、釣り用具、燃料代わりの牛乳パック、トイレットペーパー、ティッシュ
あとタオルとカラビナ突きの太い10メートルロープ。デカイゴミ袋。

途中からこれらに加えて
山用ナイフの代わりの『山用刺身包丁(笑)』

で、これらすべてを放り込む軍用品のリュックサック。

ロープは結構一人のときに崖の登り降りに使った。
ロープ一本あるだけで、ほぼ直角の斜面でも楽に登り降りができた。

まぁあとはキャラメルと即効元気とジャングルマンxやな(笑)。

...前回の続きです。

散策がメインだと、テントの設営やタープの設置などせず、
山のハイカーのための便所や、木陰、岩場などで悪いコトを早々に
済ませます。

僕は突き始めて四年目頃まで、一回一発で完了していましたので
準備から完了までが五分ほど、道具にネタをセットしてある場合だと
立ち小便の振りして、川原の岩陰、斜面の穴ぼこ、山道から斜面の上方
に登った太めの木の裏等、斜面の下にある林道を歩くハイカーを
眺めながら突いてみたり...(笑)。
なぜだか妙に楽しく、清々しかったのを覚えています。


...一度油断して、渓流にある取水施設の取水弁の上に座り、川魚を
眺めながら突いていると、川のそばにある林道を車が上ってくる音が
聞こえてきました。
気づいた時にはもう近くまで車が来ていて、針を抜く云々が不自然だと
感じて、片手でズボンをずり下げ、林道に背を向けて、川で野グソを
する変人を演じて、入魂の事実を目撃されないよう、少しバツが悪い
態度で、車の動きに合わせて生ケツを晒し、誤魔化しながら入魂を
慌てて強制完了しました。

一気に注入したので、頭がスゴくグラングランしたのを覚えています。

念のため、車が去ったあと速攻で単車にのり、他の渓流に移動しました。

アホ過ぎる思い出話でした。

バカすぎる遠い記憶..。

ケミカルトレッキングな内容でございます。


夕方から深夜の間に自宅をでて、山の渓流近くにあるいくつかのお気に入り
ポイントを目指して、原チャリで爆走。
到着したら見た目に『怪しいけど自然な』テントの設営か、ブルーシートの
タープで、山のなかに『個室』を確保します。

長居する場合はキャンプ風なので、カマドを作って焚き火をして湯沸かしの
準備です。
山でコーヒー飲むのがなぜだか大好きなので。
同時に『個室』のなかで、慌てず騒がず密やかに『悪いコト』(笑)。
それが済んだら、野遊びです。

あーあ、やっちゃったになるパターンは
夏場にくそ暑いテントのなかで、『水は使わず自分の生き血』で
しかも『ちょーっと気持ち多目にシリンジにネタを入れ』て、更には
『一発で静脈に突入』なんてスムーズに嬉しい展開になると、自制が限界です。

気分は絶好調で、ご満悦な味わいに震えながら、注射器とパケをシャブキット
入れ(僕は眼鏡ケースに一式を収めてました)を片付け、最後の...しめに
濃いーのを一服、試験管を炙って白煙を漏らさず吸い込む...。

もう大変(笑)。

...テントから出ると、顔色が異様に悪く、異常なほど汗だくになり、震える
指先とバタバタ落ち着かない行動、目玉とノリだけイケイケ過ぎるど阿呆に
なります。
どこから見ても、theシャブ中(笑)。

因みに真冬でも、すこーしばかり(故意に)間違えてしまうと、全身汗びっしょり
の、ギラギラ(笑)です。

深夜に山を一人で徘徊...テントのないときは単なる野宿(笑)だったわけ
ですが、途中からテントなるアイテムをゲットしたので、漸(ようや)く
キャンプ(野遊び)になり、更には『釣り』という目的が加わり、山遊びの
言い訳がなんと『渓流釣り』という立派なカテゴライズされた趣味へと
進化しました(笑)。

とはいってもド素人です。
小学生の時に、親戚のオジサンに教わったことも、すでに遠い記憶です。
まともな釣りなんて、ハッキリいって今でもできません(笑)。

しかし釣竿に百円均一で購入した釣糸をくくりつけ、同様に購入した釣り針を
結ぶ(コレを仕掛けと呼びます)、それにエサをつけて、それを何となく
川の流れに任せて流していても、嬉しいことに食いついてくれる魚も時々
いるものです。
タカハヤ、カワムツ、ニジマス、アマゴ..etc。

さらには釣りに加えて、『お魚キラー』なる『モンドリ』という魚を捕獲
するワナを川に仕掛けたりしたこともあります。
こちらは
カワエビ、サワガニ、ツチフキ、ヨシノボリ、ドンコ、カワムツ等々。

釣りや魚捕りのワナを仕掛けたりするのは、本当は山遊びでの家への土産に、
キャンプでの現地調達のご飯..調理し、オカズにしたいと思って始めたのだが...。
一応タカハヤの天ぷらとニジマスの塩焼き、ニジマスのムニエルは実現した
けれど..。

捕まえておいて言うのも何だが
全然食べたいと思えない(泣)

たいして成果に繋がらないので、土産にするには不可能な現実がありました。

釣りでの土産が難しいので、その代わりに山菜や山芋なんかを見つけて..と
探したものの...
残念だ、知識がないから全て雑草に見える。

何度かタラノメや自生しているキウイなんかを見つけたのだが、
そのころは、そんなものが自生しているとは思わず、持ち帰らなかった。

ま、これからですよ☆たぶん♪

アウトドアの話です、薬物は登場しません(笑)あしからず。

僕は野遊び?キャンプが好きな子供でした。
実家から自転車で40分ほど走れば、サワガニがテケテケ歩くような
渓流が身近にあり、夏休みなどはその期間中、何度となく泳ぎに行きました。

野遊びの何が楽しいかと聞かれると、うまく説明できないのですが
焚き火をしたり、普段自宅の界隈では見かけない生き物を捕まえたり...、
そんなことが楽しかったし...実は今も楽しい(笑)。

自分ではこの野遊びの延長で、山で宿泊することをキャンプ?野外活動だと
思っていますが、他の人からは
『ほとんどサバイバル』と形容されています(笑)。

テントと、ミニカセットコンロはあるものの、テントの下に敷く
グランドシートはブルーシートで代用し、ご飯を炊くのは飯盒ではなく
ビールの空き缶(笑)、お湯を沸かす道具には、500ミリリットルのジュース
が入っていたアルミ缶...。コップは紙コップ。

書いていて悲しくなってきました..。

ちなみにテントはドン・キホーテで999円で叩き売りされていた二人用の
俗に言うチャイナテント。
家族で山へ行くときのテントは、ホームセンターで安価で販売されていたもの。
ほぼ使わないけれど寝袋もホームセンターの安物。
僕が中学生の時に購入したマミー型寝袋は、ちゃんとした山用品の店で、
それなりの値段で購入したものだが、僕が徘徊するような標高の低い山では
こんな本気の寝袋なんて必要ない。

特にソロキャンプに際は、寝袋は荷物になるので省く。冬でも省く。

だいたい山遊びの時や釣りに行くときは、頑丈な長靴を履いている。
マダニ避けも兼ねている。

テントで眠るときは大きなゴミ袋に下半身をいれる。
テントのそとに靴なんか置いてたら、寝ている間に靴の中に何が入ってくるか
わからない。かといって、土足だとテントが汚れる、まぁ千円で買えるテント
なので、本気のテントみたいに気を使わないで済む。
千円テントで100回は山に泊まった。一回10円(笑)。
今持っているテントも敢えて安物を使っている。杜撰(ずさん)な扱いでも
それこそ、壊れても
『まぁ充分活用したし、いいか』と諦めもつく。

基本、単車で移動するにで服が厚着なのだ。
真冬などは防寒も兼ねてレインコートを着ていたりする。
だから冬でもあまり寒くない。
眠るときもタオルケットや、ホームセンターで売っている防寒ブランケットを
体に巻き付けて寝る。

テント内の床には百円均一...ダイソー(笑)で購入した、ペラペラに銀マット。

これが基本スタイル(笑)。

徘徊

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当時、僕が山を徘徊していてある意味不思議だったのは
ただの一度も職務質問を受けなかったことである。

町中では二度ある。
一度は大阪市内で品物を仕入れ、北大阪の自宅への帰り道
長柄橋を渡ってすぐのところでパトカーに停められた。
これについてはまた記事で後日出てくる。

もう一度は自宅近所の河川敷で警ら中の制服二人組に
呼び掛けられ、所持品検査で僕が装備していた特殊警棒が問題視され
地元の警察署に連行された。
これについてもまた記事で後日でてくる。

約10年間覚醒剤にハマった期間があり、
一年365日中僕は360日パッキパキだった。
ほとんどの期間がキマっていて、それでいて家に籠っていたのは
始めの半年くらいだけで、それ以降の9年と半年は頻繁に外出していた。

とはいっても仕事を始めた後年は別として、前半期は町中よりも山のなかが
多かったので、警ら中の警察官に遭遇する割合は低いともいえた。

それにしても少なかった。

シャブを始める前までは年間50回くらいは職務質問をされた。
結婚と第一子の出産を目前に、恩師の他界に絶望し、仕事上の
トラブルから突如社会から逃亡し、シャブにハマって引きこもり。

今だから笑って話せるけれど、当時の僕は死にたがりだった。
それを助けてくれた存在が長男であり、また後輩の正司のおかげだ。

特に正司には何度となく励まされ、助けられ、
この情けない先輩を支えてくれた。

社会からも見知らぬ加護があったかのよう感じた。

もうシャブを止めるかと思うようになって、しばらくしてから
僕はパクられた。

なにかわからないけれど、ありがとう。
ようやく前を見るようになったよ(笑)。

そろそろアウトドア的な話を...と、そのまえに、正司くんに施した
教育...の話。

早朝、ある山寺の広い駐車場、冷ややかな空気に満たされて清々しい。

いつもなら、木の太い枝を削って作った木剣を振り回して稽古に
励むのであるが。
この時は、正司にちゃんと教育をしておかないと、肝心な時に困るので
彼が納得できるよう、言い訳しなくてすむように努めた。

『正司、顔でも股間でも好きにド突いてくれて良いよ、空手かじったこと
あるんやろ?』

いきなり故か、戸惑っているようなので

『やりやすく、したろか(笑)?』
そう言って僕は、正司の足にかるーい蹴り、そしてねむそうな顔に
かるーいビンタ。

ムカつくやろな?と(笑)。

予定通り、誘いにかかってくれました。
大雑把な隙だらけの動き、単調な攻撃。
僕はわざと小馬鹿にしながら、当たらない位置に少し移動。

正司ががむしゃらに突っ込んできたら、彼の目の前に手のひらを拡げて
静止させる。制止しなけれ僕の平手を顔面に食う。
或いはちょこっと投げる。軽く足を払い転がす。

もしくはちょいと摘まんで固める。

僅かな時間で正司は広場で大の字になり降参した。
『嘘やん、一発もあたらん、なんでや?!』
降参した正司は素直に、僕を舐めていたことを白状した。
彼からすれば
『ハッタリだけやろ、こんなジャンキーのオッサン。えぇ機会やし
現実教えたろ(笑)』
と思っていたそう。

『慣れもあるけど、間合いの問題やね』
偉そうに言ったものだ。しかしこれ以降、正司が僕に噛み付く雰囲気は
全くなくなり、僕に対して素直に接してくれるようになった。

ちなみに僕自身、若い頃武道の先生に同じことをされた経験がある。

改めて言います。僕は弱いです。
ただ初心者を扱う慣れがあった。
それだけなりよ。

山々の徘徊。
普通に言えば、里山ハイキング(笑)。

それと何が違うか?
ハイキングは健康的なイメージ。
それに反して僕が徘徊と呼んでいた行動は『悪いコト』を伴っていたため
不健康なイメージ(笑)というより、不健全な行為が含まれていた。

しかも徘徊する時間の多くは真夜中、獣が蠢く頃。
多数決では圧倒的に人間の方が少ない。
事実、深夜?早朝にかけて人間と遭遇するのは稀であり、ケモノとの遭遇は
頻発する。

まれに見かける人間も、大抵は真夜中の林道でライトを消した車内で、
人様に公言することを憚られる秘め事..。で、盛り上がって(笑)いるか。
ヒトの面したケダモノが、腐れ情事に汚ならしい面を晒しているか。

あとは変人(笑)。

そんな真夜中の山で、徘徊してまわるほかに、僕は何度となく正司に
武術の指導をした。

正司に、山でなにをしてみたいか尋ねると
『禰彌さんの武術をみてみたい』といった。

僕はシャブでボケる直前まで、少しだけ武道の稽古に勤しんだ。
ド素人に、手慣らし程度の指導経験も...まぁないこともない。

『...別にかまへんよ、..その前に一つだけ教えておきたいコトがあるねん』
僕は少しニヤニヤしながら言った。
彼と遊び始めた頃から、僕が確信していた正司の感情。

奴は..正司は僕とケンカになれば勝てる。
そう思い込んでいた、そんな感情が時々伝わってきた。

僕は強くない、...むしろ弱いが、教育はせなイカン。
正司が納得いくまで。

だから僕の武術が見たいなんて言い出したのだろう。

連絡先です
svahadevie@ezweb.ne.jp
質問などもうけつけております。


禰彌

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ブロン錠...最初はそれなりにキマった感はあるものの、次第に惰性...
長らく愛用し、もう全然効果わかんないし、サヨナラしようとすると..。

イタチの最後っ屁(笑)。
一丁前にお土産をくれるのである...なんと禁断症状。

ささやかながら、ケシ科アルカロイド特有らしき身体的依存が起こるのだ。

それも予想外にしつこく、結構面倒くさい。

個人差はあると思いますが、僕の場合ブロン錠を飲むのをやめた際に
起こる症状は、胸の内側が痒くなる..。そうした場合心臓辺りを強く
叩くとマシになるけれど、これが毎日...だいたい寝る前に起こることが
多かったように覚えています。

こんなプチドラッグ(笑)ブロン錠ですが、何よりその仕入れが
日増しに面倒になってきます。
シャブだと毎日くらい頻繁に購入していれば、品物屋さんと懇意になり
値段がさがったり、オマケをくれたり、サービスしてくれたりと
良いことずくめですが、薬局は違う。日増しに態度が悪くなる。

いつものように咳止め薬コーナーに行くと
変な貼り紙..。

『当局の指導により、咳止め薬の販売は一人一つまで云々..。』
とかなんとか。

ついで商品置場から姿を消し、商品はレジの後ろに移動され
仕方なく店員に

『ブロン錠ください』

とお願いしなければならなくなる。
そもそもブロン錠を万引きするバカがいるから、レジの後ろに陳列される
はめになるのだと想像するけど。

この直接ブロン錠をお願いするのが、
何故だか日増しに恥ずかしくなってくる。

店員も僕の顔を覚えてくれる。
毎日ブロン錠だけを購入しにやってくる常連客なのだ。

しまいには、レジに並んでいると、まだ何も言ってないのに
自動的にブロン錠が目の前に表れ、
店員に
『751円になります』と
ルーチンワーク的に扱われてしまう(泣)。

薬局によっては、ブロン錠の中毒云々などではなく
気管支炎についての相談を、一方的に持ちかけてきてくれたりした。

最近でも飲んでますよブロン錠。
シャブの悪い虫が騒いだら、それを抑えるのに使ってます。

いい年して恥ずかしいけど、シャブでパクられるのは嫌だから。

市販薬にハマってしまい、なかなか止めるに止められなかったもの、
所謂『咳止め錠』であり、おもにはエスエス製薬のブロン錠である。

昔、そのブロン錠の液状になったブロン液の乱用が多発した頃が
あったらしい、どの程度流行したのかは知らないけれど、一回で
ブロン液一本を一気飲みするらしい。
僕は液体の咳止めの乱用はしたことがない。
ブロン液中毒になっていた若者が、止めたいのに止められないと
悩み、自殺者がでたとかは何かで読んだ。

僕がブロン錠の乱用に専念したのは五年から六年続いた。

しかしそもそもは、当時の大日本製薬が販売していた
『エフェドリンナガヰ錠』にハマったのだが、地元の薬局が
僕を含めたバカ達のナガヰ錠の乱用を問題視し、結果的に
薬の入荷を止めてしまったことが原因で、しかたなしに
ナガヰ錠の代用品としてブロン錠の乱用を始めた。

その後も乱用したり、乱用を止めたりを繰り返していたが、
シャブ中になってからは、さすがにブロン錠は不要になり止めた。

ブロン錠は大瓶が84錠入りで一つ980円+税金
小瓶は60錠くらいで一つ680円+税金くらい。

ちなみに僕が行きつけ?の薬局では大瓶一つ751円(税込)である。

ブロン錠のなにが嗜好性物質になっているかというと、
その成分に含まれる、『ジヒドロコデインリン酸塩』と
『dl-メチルエフェドリン塩酸塩』まぁあと『無水カフェイン』か?

よく知らないけれど、コデインは元来ケシから抽出するものだが
ジヒドロコデインは化学的に製造したもの。
嗜好性物質の流れとしては以下。

アヘン<コデイン<モルヒネ<ヘロイン

だそうだ。

で、エフェドリンもメチルエフェドリンとかプソイドエフェドリンとかあるけど
元来はマオウから抽出するものだ。嗜好性物質としては以下。

マオウ<エフェドリン<メタンフェタミン

だそうだ。

まぁこうした小難しい話はさておいて
ブロン錠ですが、大体一日に一瓶か二瓶消費します。
乱用当時、一日に一瓶として一ヶ月約三万円。
当時は結構金がかさむなぁとか思っていましたが、

シャブ中になって、新規でシナモノの仕入れ先が代わったら
当時、大抵グラム三万から始まってた。で、それを五日で消費..。

今思うとブロン錠に使う代金なんて可愛いものですね(笑)。

ともあれ、ブロン錠についてはその出費よりもイタい事がある。

それはブロン錠の購入先の薬局での販売員の態度である。

通常の咳止め目的の使用であれば、成人の一日の適量が12錠である。
一瓶購入すれば一週間は咳から開放され安泰なハズである。
が、乱用している諸君...僕?にとっては、薬局に通うのが日課である。

毎日同じ薬局に行くと、毎日同じ薬剤師ないしバイトのネーチャンに
挨拶することになってしまう。

次第に店の対応が悪くなる...。

僕が一番長く関わっていた薬物、生まれて始めてに酩酊し
最も酩酊させてくれた薬物...それは『酒』です。

酒乱であったため、思い出したくない所業の諸々は
脳のメモリーを超えるのであろう、その証拠に都合の悪いこと
ほど記憶から消えるのが早い、
非常に都合よくできた自己愛に満ちたマイメモリーである(笑)。

しかし酒といっても、主にはビールまたは発泡酒である。
日本酒は好きだが、グチャグチャに酔い潰れてしまう。
ウイスキーやバーボンで酔うと、少し攻撃的な行動が目につくが
アルコール度数が高いので、乱暴になる手前で酒に負けてしまう。

最も楽しくハイになり、年甲斐もなく非行に走ったり、どこででも
爆睡し、ある意味最も破滅的な酩酊に導いてくれる。


変な話だが『機嫌良く酔っぱらう』時ほど、破壊的になる。

ケンカはあまりしないけれど、酔うととにかく破壊したいという衝動が
頭と体に『こんにちは』し、僕の萎縮したヘボい頭脳はバイオレンス
ろっくんろーるに支配され、手当たり次第突撃してしまう。

止まっている自転車。単車。車。看板。自動販売機。電話ボックス..。
走っているとき自転車、単車、クラクションを喧しく鳴らして
僕を威嚇する悪い車。
道端やコンビニ前で野グソでもしているような姿勢で座り、横着そうに
こちらを睨み付け、偉っそうにイチャモンつけてくる『喋るキックミット』。

僕は気が短いがケンカは非常に弱いので、あまりど突きあいはしたくないし
まぁならない。

ワケわからん馬鹿と小競り合いみたいになり、場が危険な空気に覆われつつ
あることに気づくと、
『いや、ちょーっとばっかり調子にに乗りすぎた。
か、勘弁してくれ、ゴメンスマンゆるしてクダサイ..。』
と、素直に謝る。素晴らしい早さで(笑)。

だって、痛いのも恐いのも嫌やし。
ヘタレやねん。

後輩でもあり、僕にとって大切な相棒でもあった正司には
かなりの迷惑をかけたように思う。

深夜の呼び出し、仕入れの時の車の運転手、代理の借金
山でのトレッキング中の怪我、僕のネタ闘魂注入タイムの見張り
パキパキになった僕の長すぎる演説を聞かされる...等々。

うんざりした顔を見せることもあったけれど、多くは笑顔で
僕のワガママに付き合ってくれた。


『俺と遊んでてオモロイか?』
...時々、僕が精神的に落ち込んだ時に聞いてみた。

真夜中の林道を、正司は車を運転しながら笑顔で答えた。

『周りに禰彌さんみたいな人、他にいないので面白いですよ
なんかドキュメンタリー見てるみたいで』

嬉しいような..馬鹿にされているような...

『俺は動物園の猿か?』
少しムッとして尋ねると

『猿じゃないですけど...ケダモノでしょ(笑)?
自分で言うてますやん』

こんな他愛のない会話も多かった。
でもそのお陰で、彼には気を遣わずにいられたので
すごく楽だった。


ちなみに正司は無免許だった(笑)。
彼曰く
『トロい運転してるオバハン煽ってたら
突っ込んでしまいまして、免許取消しにされました』

でも彼は車を持っていて、ほぼ毎回運転をしてくれました。

『俺が原チャリで走ってるとこ煽ってきたら..許さんぞ』
なぜかオバハンが他人事とは思えず、少し苛立ちながら忠告すると

『相手見ますよ(笑)♪』
...
なぁ正司、後ろからどうやって見るんや?


結構な変わり者でありました。

長きにわたって『悪いコト』とともにあった生活、
キメてはノリノリになり

『ろっけんろーる!!!!』

と、山へ向かい
色々な道、あるいは道無き藪を徘徊し、奇怪な出来事や
野生動物、ハイカーまたは意味不明なヒト達に遭遇しました。

主に北大阪の山々を気の向くままに目指し
初めは一人で...いつからかは忘れてしまいましたが
僕が社会から逃亡する数年前に、バイト先のバーで知り合った
後輩の『正司くん』を車の運転手として...冗談です(笑)、
...相棒として、深夜に『集合ーっ!!』と召集し、時間とネタに
ゆとりがある限り、トレッキングに励んでおりました。

不思議なのは正司くん、よくシラフでパキパキの僕に付き合えたな?
脳ミソの中で、天然のフェニルメチルアミノプロパン塩酸塩でも
生産していたんか?

ある日突然失踪し、五年ほど音信不通だった彼だが、
最近漸く連絡がついた。 今度折りをみて尋ねてみよう。

それはさておき...
まぁ迷惑がかかることも顧みず、頻繁に彼に召集をかけておりました(笑)。

今思えば、楽しかったな♪

およそ10年にわたって、ほぼ毎日ネタを投入し続けたポン中時代、
僕は覚醒剤でキマって何をしていたのか...?

近隣の山々を徘徊しておりました。

市街地に出るのはシナモノを仕入れる時くらいで、
ほとんど街中には出向きませんでした。

理由は単純です。
やつれた顔で目だけが爛々とした、全身黒ずくめの男が
あんなもんを服のなかに忍ばせて、街中をブラブラしている..
ヒマそうに。


...アカンやろ(笑)?

かといって家のなかに引き込もり続けるのは、退屈です。
最初は籠ってました、猿になって(笑)。
でも飽きてきます、そんな毎日。
仕事にも就かず、時間を持て余し...
かといって、ストレスに疲れ果て現実と未来から逃げ出した
腰抜けです。

そうした末に残った道、
少年時代に親しんだ山々への原点回帰。

無意識に自身の病を癒やすことを選んだようでした。

逃げる血管を狙い、何度となく注射器の針を自分の肌に突き立てる..。

『よっしゃ入った!!』

静脈から、黒に近い赤色になった血が、砕いたネタだけを詰めたシリンジに
吸い上げられる。
クスリを水で溶かすことなどほとんどしない。
直接、自分の血液で溶かす。


やっと入った静脈から、ゆっくりと血を吸い上げると、今度は押し入れる..
ゆっくりと。

普段なら、何度か押し引きを繰り返し、徐々に溶けていくネタが、少しずつ血管に
流し込まれてゆく。
だが時々、注射器の針のなかでネタと混ざりあった血の固まりが詰まり、
吸うことはできても押せなくなることがある。

それでも冷静なときは、詰まった注射針の詰まりを解消する方法を試し、大抵は
なんとかなる。

でもこの時は違った。
何度突き立てても血管に入らない苛立ちから、強引にネタの溶けた血を押し入れ
ようとして、注射器から血が吹き出した。

手のひらが血まみれになり、入らなかったハズの血管から、澱んだ血液が腕を
伝って、点々と床に飛び散っている。

脂ぎった土気色の顔には、飛び散った血とギラついた目だけが、鏡のなかで
目についた。

...鬼畜か?
頭おかしくなったんか?
いつからや、シャブだけの生活になったんわ...。
ダッサイおっさんやな..。

...あったなぁ、シャブが楽しかった頃...。

アホな記憶を少しずつ思い出した。

ある冬の朝。

いつものように仕事に行くため、
慌ただしく我が家の扉を開き表へ飛び出すと、見慣れないグレーのワゴン車が
停まっていて、その車両から『揃いの黒いジャンバーを着た集団』が飛び出し、
俺を見据え、周囲を塞ぐように立ち、一人の男性が何かを取りだして、俺の
目の前にソレを突きだしてきた。


...マジけ?
テレビドラマで見たような...まんまやんけ..。

男性は早朝の静けさのなか、周囲を気遣うように、小声で俺に話をしながら
何かが書かれた紙を見せた。

紙には俺の名前が記載され、誤魔化そうにも誤魔化しようもない..
身に覚えのある言葉。

どこかの裁判所が、俺に無断で我が家に入る許可をだしたそうな。

...

数時間後、高速道路を走る車の窓から見える青空を、不思議な気持ちで眺め
ながら、
とりあえずタバコ吸いたいな..コーヒー飲みたいな...。
想像してたより、アタマん中真っ白やな...。

..長いことありがとさん、
お別れやね、覚醒剤(笑)。


みなさんは、人間やめたことありますか?
僕は逃げる血管から流れ落ちる血と、詰まってしまった注射器から吹き出した
自分の血が顔と体に飛び散った姿が、偶然鏡に写ったのを見たとき..鬼畜やな。
と、冷静に思いました。

ケミカルトレッキング♪っていうのは、僕がシャブ中だった頃
パキパキにキマっては近隣の里山を徘徊していた時代と、
その行為..薬物で野山の散策。そうした事柄をひっくるめてを、
僕に文章を書くことを勧めてくれた先輩のカズヤさん(仮名)が
名付けてくれました。

このブログはアメーバブログで僕が書いていた文章をまとめたものと、
アメブロの規制で公開できなかったりした記事なんかを公開するものです。

また、アメブロの愛と幻想の薬物とは少し趣旨が違うため、
僕個人の趣味が強く反映されるので、そのうちこっちのブログのタイトルなども
変更する予定です。

まぁ何でも良いんですけどね。
宜しければお付き合いください。

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禰彌


Hello World!