ケミカルトレッキング♪24・『シャブの高騰』

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それはちょうど神戸の山口組の五代目組長が引退され、六代目を司組長が継承
された頃のこと、大阪のシャブ事情に大きな変化が訪れた。
六代目親分が薬物を厳しく禁止したという噂が流れ、その煽りなのか単なる
大問屋の出し渋りだかわからないが、市場からシャブが消えた。

それまで覚醒剤は、末端の僕が購入する場合でも一グラム二万円から二万五千円
のはばで良品質なものが手に入っていた。
だけどその時期を境にモノの価格の高騰と、品物不足ないし、モノはあっても
品質の低下が著しかった。
そんなせいで末端ユーザーの僕にも、僅かな期間ではあるものの断薬を強いら
れた時期があった。

それはまず品物の値段の高騰が伝えられ、一グラム二万五千円で仕入れた翌週
には、一グラム二万八千円となり、その次の仕入れでは三万幾らかに上がり、
モノ自体も、僕がシャブにハマり始めた頃はガンコロが当たり前だったのが
次第に見かけなくなり、しまいにはシャブの固まり自体を見かけなくなった。
形状だけでなく、その効果にも顕著な変化があった。薄かったり短い時間に
しか作用しなかったり...。

一番酷いネタは、『突き専用』と言われて入手したもので、それを炙ると焦げ
たタイヤのような臭いがした、突いても切れ目が恐ろしくダルく頭痛までした。

品物の価格でいえば、最高値で五万円を超えた時期が一ヶ月ほどあった。

僕はこうした問題になんとか対処するべく、仕入れ先を複数にすることで
在庫不足と質の問題と価格の問題をどうにかやり過ごしていた。
とはいっても品物の底値がどこも高すぎた。

そうはいってもシャブは欠かせない。
なんとかグラム四万までで仕入れができるよう、業者と交渉しまくった。

後に知り合ったモノ屋から聞いたのだが、あの当時に四万で仕入れるのは末端
ユーザーとしては破格で、えげつない問屋はモノ屋にグラム五万円で卸して
いたとか聞いた。

どういう訳だか分からないが、その頃に知り合ったモノ屋さんは皆、僕のこと
をプッシャーと勘違いしていた。もしかするとそんな理由のお陰で比較的安価
で仕入れが出来ていたように思う。

ちゃんと市場調査をしたわけじゃないので、僕が売買掲示板とかでみかけた
価格なんかからの印象ですが、某有名掲示板での書き込みにグラム八万という
信じがたいものがあった。
もしかすると、ホンマにそんな価格で仕入れていた人もいるのかも知れない。


ちなみに僕が逮捕されたころは、グラム三万辺りが底値でした。
それでもやっぱり高いですね。

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