水のなかに

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水のなかへと
冷たい水に手を浸す
渇いた皮膚に水が染み入る
その冷たさは、ほかに言い表せない


水はさらさらと流れず
凍てつき密度を高めて、僕の渇きを癒す。

水のなかに身を沈めたい、断片的な記憶の輝き。
みんな不確かな身体の優しい声に耳を塞ぎ、心の邪(よこしま)な呻(うめ)き声だけを、確かな現在(いま)だと
目を閉ざし、声を殺し、囁きあう。

身体を巡る水はさらに冷たさを増す
まるで凍りつくように

水は月に照され、緩やかに流れはじめる。
潤うことのない..渇きに吸い込まれ、此処(ここ)や彼処(あそこ)を乱(みだ)す。

ただ無邪気に水と戯れたい
そして共に消えてしまいたい。

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